1日数分から始められる!高血圧対策にはかんたんストレッチがおすすめ
高血圧は生活習慣の乱れによっても引き起こされると考えられています。中でも食生活の乱れ、睡眠不足、ストレス、そして運動不足などが引き金となって高血圧に繋がる恐れがあるでしょう。
それに高血圧対策として運動を始めようにも、普段運動をしていない人はまず何から始めようか悩んでしまうのでは?
今回は、高血圧の対策のため簡単にできるストレッチをご紹介します。
高血圧にストレッチがもたらすメリット
運動には血圧を上げようとする交感神経の緊張をほぐす役割があると言われています。また、高血圧対策には塩分が適切に体外へ排出されることも重要なため、ランニングや水泳などの有酸素運動が推奨されているのです。
しかし、普段から運動をしない人が始めるのにはハードルが高いと感じることもあるでしょう。そこで高血圧対策におすすめなのがストレッチです。誰でも始めやすく1日のうち数分からでも取り入れられるので、継続して取り組みやすいのもストレッチの魅力と言えます。
ここでは、高血圧対策のために始めたい簡単なストレッチ方法を解説しましょう。
http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/38.pdf
高血圧対策におすすめストレッチ方法
高血圧の人の中には、様々な合併症を併発しているケースから、運動療法が推奨されない場合もあります。ストレッチを始める前に、必ず医師に相談するようにしましょう。その上で、下記のようなストレッチに取り組んでみてください。
体操
高血圧対策の体操としては「加藤式降圧体操」があります。これは1回1分ででき、かつ1日に何回やってもいいので気が向いたときに取り組みやすいです。
まず、イスに浅く座って胸の前で手を合わせます。そして手のひら同士をぎゅっと押し合い、息を止めてください。胸と腕の筋肉に負荷がかかっていることを意識しながら約10秒キープし、一気に脱力します。簡単なので筋力のない人でも気軽に挑戦できるでしょう。
この体操は一酸化窒素が血管にもたらす影響を利用した体操です。一酸化窒素は、血管内の内皮細胞から分泌され、血管を柔らかくする働きがあります。血管が柔らかくなれば血流による負荷が抑えられると考えられていることから、高血圧対策に取り入れられているのです。
ストレッチポール
ストレッチポールとは円柱型のストレッチ補助アイテムです。ストレッチポールは日常生活で歪んだ身体を整え、身体をリラックスモードへと導いてくれます。心身がリラックスすれば交感神経の緊張が和らぐため、無理に血圧を上げようという力を抑える役割が。
またストレッチポールの魅力は、強い力や無理な姿勢をとる必要はなく、乗ってゆらゆらと揺れるだけでストレッチができる点にあります。これなら普段運動をしない人でも取り組みやすいでしょう。
方法は簡単で、まずはポールの端に座り、両手で身体を支えながら背骨をポールに沿わせるように寝そべります。続いてポールにお尻から頭まで乗るように調整します。バランスが取りやすいように膝を立てたら基本の姿勢が完成です。
そこから、手を軽く広げ手のひらを上に向け、手で小さく円を描いていきます。初めは大きく、徐々に小さく手を回していくと肩甲骨が動くのが分かるでしょう。10回ほど回したら反対周りも同じ回数ぐらい回すだけ。このように簡単に肩甲骨や胸周りをほぐせるストレッチ方法です。
他にもシンプルな動きだけで身体の柔軟性をサポートできるストレッチがあるので、お気に入りの方法を見つけてみてくださいね。
http://stretchpole.com/brandstory/
ストレッチをする時の注意点
何事も無理は禁物です。高血圧対策のためのストレッチも自分にできる範囲で、続けられる範囲で始めることが望ましいですね。それに、せっかく始めても長続きしないのでは、生活習慣のケアには繋がりにくいでしょう。
先述のように、運動療法が推奨されないケースもあるので医師への相談は欠かせません。自分の身体の状況をしっかり把握し、それに合ったストレッチをするように心がけましょう。
まとめ
定期的に運動を続けることは生活習慣をサポートするので高血圧対策にとっても重要です。1日の中でまずは数分でもいいので、簡単なストレッチから取り組んでみてはいかがでしょうか。