コレステロールを下げるためのコツ!食事や運動で賢く対策しよう


健康診断で必ずといって良いほどチェックされる「コレステロール」。数値が気になるものの、健康にどのような影響があるのか、どうすれば数値を下げられるのか詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。
そんな疑問を解決するべく、今回はコレステロール値が上がることのデメリットや、数値を下げるコツなどを紹介します。

コレステロール値が上がると起こるデメリット

コレステロールは、体内に存在する脂質の一種です。血液中のコレステロールが増えすぎると脂が血管に付着し、動脈硬化を引き起こす恐れがあります。動脈硬化は、脳出血や心筋梗塞など恐ろしい病気の原因になり得るのです。
脂っこい食事が好きな人や運動不足気味の人、タバコを吸う人などはコレステロール値が上がりやすいので、日ごろから対策を心がけておきましょう。

■出典:全国健康保険協会
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4502/p016
■出典:一般社団法人 日本動脈硬化学会
http://www.j-athero.org/general/colqa.html

コレステロールを下げるコツ

動脈硬化を防ぐためには、コレステロールの数値を下げることが重要と考えられています。
どうすればコレステロールを下げられるのか、具体的な方法を紹介します。

食べ物

コレステロール値が上がる大きな原因のひとつは食生活にあります。脂質や糖分の多い食事を摂ると、余ったコレステロールが血液中にたっぷりと漂うことになり値が上がってしまう恐れがあるのです。
このため、コレステロールを下げるには、脂質の少ないヘルシーな食生活を心がけることが大切。脂のついた肉や菓子類などは控え、コレステロールの吸収を抑えるといわれる食物繊維が豊富なものや青魚、大豆製品などを食べると良いでしょう。

■出典:全国健康保険協会
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4502/p016
■出典:一般社団法人 日本動脈硬化学会
http://www.j-athero.org/general/colqa.html

運動

コレステロールには、「善玉」と「悪玉」と呼ばれる2種類があります。善玉は、血管にへばりついた悪玉を回収して肝臓に戻す働きがあるため、善玉が減ると動脈硬化を悪化させてしまうことになってしまいます。
そこで役立つのが、適度な運動です。厚生労働省が平成12年に行った「国民栄養調査」によると、1日にたくさん歩く人は、そうでない人より善玉の数値が高い傾向にあるとわかっています。運動を毎日続けると、善玉を増やして悪玉を減らせるため、コレステロールが下がるというわけです。
運動の中でも、特にウォーキングや水泳などの有酸素運動をするとメリットがあるといわれているので、時間を見つけて積極的に取り組んでみましょう。

飲み物

コレステロールは、飲み物で下げることもできるといわれています。たとえば、カテキンを含むお茶は、コレステロールの吸収を抑える働きがあるといわれています。
また、コーヒーやワインに含まれるポリフェノールにもメリットが期待できるでしょう。コレステロールが血液中で酸化すると、マクロファージという細胞が活性化して動脈硬化を進行させます。ポリフェノールには抗酸化の働きがあることから、コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化の予防につながると考えられているのです。

サプリメント

食べ物や運動に気をつかう時間がないという場合は、サプリメントを利用しましょう。商品ごとに含まれる成分や特徴は異なりますが、タブレットを飲むだけというタイプが多く、手軽にケアできます。
ただし、すでにコレステロールやほかの持病について、医師の治療を受けている人は注意が必要です。服用している薬との相性や治療に影響が出る可能性もあるので、サプリメントを使う前に必ず医師に相談してください。

まとめ

動脈硬化は、自覚症状がないまま深刻化することもある病気です。血液検査などでコレステロール値が高いことに気付いたら、早めのケアを心がけましょう。
食事内容に注意し、適度な運動を心がけることが基本ですが、難しい場合はサプリメントを利用すると便利です。多くのメーカーからサプリメントが販売されているので、自分に合うものを見つけて続けてみてください。