今すぐ始めたい日常生活の高血圧対策!血圧を整える食事内容について

食事
生活習慣病の中で最も患者数が多いといわれる高血圧。その数は4,300万人ともいわれ、放っておくと他の病気に繋がる恐ろしいリスクがあります。大きな病気を防ぐためにも、まずは高血圧の予防から取り組んでいきたいものです。

日常生活の中でできる高血圧の予防としては、食事内容の見直しがあります。
今回の記事では、高血圧対策として具体的にどういった食事をすべきなのか、詳しく解説していきます。

くらしの中の高血圧対策

高血圧とは、血液が心臓から送り出されたときに血管を押す力が強すぎる状態を指します。初めのうちは目に見えて現れる自覚症状がほとんどないため、ゆっくりと動脈硬化などの症状を進めてしまいます。気が付いたときには大病を発症してしまうことが多く、症状がないからといって放置してはいけません。

高血圧を引き起こす原因は塩分の過剰摂取、運動不足、飲酒、喫煙、ストレスといった生活習慣に起因するものが挙げられます。これらが身体に作用し、末端の細かい血管が収縮したり硬くなったりすると血圧が高くなってしまうのです。
あるいは、血液量が増えることによっても高血圧は引き起こされると考えられています。そうなる前に、日常のちょっとした習慣を見直し、血圧を上げない生活を目指しましょう。

■出典:厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html

高血圧に作用する食事

生活習慣の中でも、食事の見直しは高血圧対策には重要です。現代人の食事内容は塩分、糖分を摂りすぎているといわれていますから、そのままにしておいては高血圧以外の病気も心配になってくるでしょう。

しかし、毎日のことですから、ちょっとした変化をつけるだけでも大きな作用が期待できます。しかし、健康的な食事を目指すには、どんなポイントに気を付ければいいのでしょうか?

コレステロールを多く含む牛肉やレバーといった食品は、血中のコレステロールを増やしてしまう恐れがあります。コレステロールは細胞膜などの元になる大事な栄養素ではありますが、過剰摂取は動脈硬化を進め高血圧を引き起こしかねません。

同じ動物性たんぱくならば、肉よりも魚の摂取がおすすめです。特に青魚には血圧を下げる作用があるといわれる不飽和脂肪酸が多く含まれます。サバ、サンマ、アジなど、旬のものを積極的に食べるように意識しましょう。

野菜

カリウム、マグネシウムといったミネラル類には体内の塩分の排泄を助けてくれる働きが期待できます。塩分を摂りすぎてしまっても、迅速に体外へ出すことができれば身体への影響を抑えられるでしょう。

カリウムはほうれん草やパセリといった緑色の野菜、豆類に多く含まれます。サラダやおひたしなど、副菜にうまく取り入れて摂取するようにしましょう。
また、マグネシウムは海藻類にも多く含まれます。いつものお味噌汁に多めにわかめを入れるなど、ちょっとした工夫で食事習慣をケアできるでしょう。

飲み物

血液の粘度が下がってしまうのも、高血圧になる原因のひとつです。日ごろから水分摂取を心掛け、体内を潤すようにしましょう。

飲むものとしては、カフェインを含む飲み物は水分摂取には向きません。カフェインには利尿作用があり、せっかく摂った水分を体外に排出してしまうからです。ミネラルウォーターや麦茶など、ミネラルが多く含まれる飲み物がおすすめです。
また、アルコールは高血圧を引き起こす原因に繋がります。医師に相談するなど、適量の摂取を目指しましょう。

■出典:厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-002.html

高血圧対策に摂取したいサプリメント

高血圧対策にはサプリメントもうまく活用したいところです。普段の食事だけではカバーしきれない部分を手軽に補うことができます。

古くから健康食品として愛されるニンニクを使ったサプリメントや、魚油のオメガ3脂肪酸を含むサプリメントなどが高血圧対策サプリメントとして知られています。
飲むだけで高血圧対策ができますので、食事療法はなかなか続かない、という人でも続けられるのではないでしょうか。

まとめ

高血圧は食事内容や飲酒、日々のストレスなどによって引き起こされるといわれています。日ごろの自分を思い返し、ケアできる部分はないか考えてみましょう。
特に食事については、1日に何度もあることですから、ちょっとした心がけで大きな変化をつけることができるはずです。高血圧対策に有効な食材を積極的に取り入れるなど、できることから始めてみましょう。