中性脂肪を減らす対策方法を解説!おさえておきたい減らすためのポイント
「中性脂肪が多いと健康に悪い」という話は広く知られていますが、ではなぜ健康に悪いのか、どうすれば中性脂肪を減らせるのかなど、具体的にはあまり知らないという人も多いようです。
そんな人のために、今回は中性脂肪の基礎知識や、効率良く減らすための方法などを紹介します。
中性脂肪とは
私たちの体を動かすには、ブドウ糖などのエネルギー源が必要です。しかし、血液中のブドウ糖の量には限りがあるため、活動中に不足することもあります。このような場合に備え、体内に蓄積されている予備のエネルギー源が「中性脂肪」なのです。
中性脂肪は、食べ物から得たエネルギーが余った場合に肝臓で合成され、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されます。生きていくために必要不可欠なものですが、あまりに多く蓄積されると肥満や生活習慣病の原因となることも珍しくありません。健康診断で「中性脂肪が高い」と指摘されたら、健康のために中性脂肪を減らす努力が必要です。
中性脂肪を減らすためのポイント
中性脂肪が増えると肥満を引き起こし、健康に悪影響を与える可能性もあります。毎日を元気に過ごすためにも、中性脂肪を減らすための具体的なポイントを知っておきましょう。
運動
体内に蓄積された中性脂肪は、体を動かすためのエネルギー源です。運動によってたくさん体を動かすと、それだけエネルギーを消費して中性脂肪を減らせます。しかし運動を短時間やるだけではあまり意味がありません。
なぜならエネルギーは血液中のブドウ糖から消費されるため、短時間の運動程度では中性脂肪を使わずに済んでしまうのです。中性脂肪を消費するには、負荷が軽く長時間続けられる有酸素運動をメインに行いましょう。
献立
中性脂肪は食事から得たエネルギーで合成されるため、普段の献立に気を配ることも大切です。たとえば、青魚は血液をサラサラにして中性脂肪を減らす働きがあり、食物繊維には中性脂肪の吸収を抑える働きがあるといわれています。
大豆に含まれる植物性タンパク質も中性脂肪を減らすのに役立つと考えられているので、毎日の献立に取り入れると良いでしょう。
サプリメント
ひと昔前までは、中性脂肪を減らすには医師の診断のもと、医薬品で治療するケースが一般的でした。しかし、食の欧米化が進む現代では中性脂肪に悩む人も増えたため、自分で中性脂肪をケアできるサプリメントも多数開発されています。
サプリメントなら通販やドラッグストアで簡単に手に入るだけでなく、タブレットを飲むだけなので気軽に実践しやすいでしょう。
ただし、中性脂肪があまりに高い場合は、医師の診察と治療が必要になることもあります。サプリメントを使う前に、本格的な治療が必要ないか医師に確認しておきましょう。
中性脂肪を減らすおすすめレシピ
中性脂肪を減らすには、食事の中からできるだけ脂質や糖分を除く必要があります。この条件を満たす理想的なレシピが、実は日本の伝統的な和食なのです。
たとえば、和食の定番である「ご飯・みそ汁・焼き魚・煮物」を思い浮かべてみてください。脂質や糖分はほとんど含まれず、中性脂肪を減らすといわれる大豆や魚、食物繊維が見事にそろっています。
和食はこのように野菜や植物性タンパク質を用いたレシピが多いため、中性脂肪対策としての働きが期待できるでしょう。
まとめ
中性脂肪は生きるために必要なものですが、溜まりすぎると肥満や生活習慣病を引き起こす恐れもあります。このため、普段から献立や運動に気をつかい、中性脂肪対策を心がけることが大切。各種サプリメントを利用してみるのもおすすめで