正しいサプリメントの飲み方とは?気になるサプリのあれこれ


サプリメントは、手軽に栄養補給ができるものとして、健康増進や維持のために愛用する人が増えています。種類も数多くあるサプリメントですが、正しい飲み方を心がけないと、かえって体に良くない影響を及ぼしてしまう危険性もあるので注意が必要です。

ここでは、サプリメントの正しい飲み方について解説していきます。

商品ごとに指定された用法用量を守る

サプリメントは一般的に「栄養補助食品」「健康補助食品」などに分類されるものです。
その為、中には多く摂取すればするほどより効果が増幅すると誤解されている方もいるかもしれません。

しかし、過度な摂取はかえって健康面に悪影響を及ぼす可能性があります。
サプリメントの箱や説明書等に表示されている一日の摂取量はあくまで目安ではありますが、ここに記載されている数字は「過剰摂取による健康障害等を防止すること」を目的としており、厚生労働省によって表示が義務付けられているものです。

より確実にサプリメントの効果を実感するためにも、摂取量をしっかり守ることを意識しておきましょう。
サプリメントは医薬品とは違い即効性が求められるものではないので、辛抱強く服用を続けることが大事です。

サプリメントを飲むタイミングは自由?

せっかくサプリメントを服用するなら、少しでも早く効果を実感できるようにしたいものです。
そこで気になるのが「服用のタイミング」ですが、基本的にサプリメントで飲むタイミングを明確に示している商品は存在しません。

というのも、飲むタイミングを指定してしまうと「医薬品」とみなされてしまい、サプリメントでこれをすると薬事法違反となってしまうからです。

その為、基本的にサプリメントはどのタイミングで飲んでも差し支えないとされています。
もちろんサプリメントの栄養成分を吸収しやすいタイミングというものはありますが、これも配合されている成分によって違うため一概にいえないというのが実際のところです。

医薬品との併用に注意

今現在、何らかの医薬品を服用している方はサプリメントの摂取を控えなければならない場合があります。
一口に医薬品といっても多種多様ありますが、医薬品に含まれる成分がサプリメントの素材・栄養素と合わさることで病状が悪化したり薬の作用が強くなったりする可能性があるからです。

例えば、ビタミンAはテトラサイクリン系抗生物質に反応して激しい頭痛を引き起こしてしまうケースがあります。
他にも医薬品との相互作用が確認されている成分は多数存在します。
サプリメントを購入する際は、事前にそのサプリメントに含まれる栄養成分をリストアップし、医師あるいは薬剤師に相談しておくことが望ましいです。

■参考:愛知県薬剤師会
http://www.apha.jp/medicine_room/entry-3755.html

まとめ

サプリメントは足りない栄養を補助する役割のものなので、メーカーの定めた推奨摂取量をしっかりと守って服用すれば、基本的に健康被害等の心配はいりません。
しかし、何らかの医薬品と併せて服用する、過剰に摂取するなどすれば思わぬ悪影響を及ぼす可能性があります。
効果を実感するまでは人それぞれ違いはありますが、焦らず長い目で正しい飲み方を継続することを心がけましょう。